AVEVA、新CEO就任とコネクテッドインダストリーに向けた新たなビジョンを発表

産業用ソフトウェアの世界的なリーダーである英AVEVAは本日、キャスパー・ヘルツベルク（Caspar Herzberg）がCEOに就任したことを発表しました。

ヘルツベルクはソフトウェアおよび産業界で25年以上の経験を持ち、テクノロジーが産業を変革、再形成し、責任ある資源の利用推進について豊富な知見を有しています。

ヘルツベルクは、2021年にAVEVAに最高収益責任者（CRO）として入社し、2022年には最高執行責任者（COO）に就任しました。Schneider ElectricによるAVEVAの買収が完了後はAVEVAのCEOとして、Schneider Electricの経営委員会にも参加します。

AVEVAに入社前、ヘルツベルクは、Schneider Electricの中東・アフリカ地域のプレジデントとして、80か国以上の事業を統括してきました。Accentureのロンドンオフィスでビジネスキャリアをスタートし、国際エネルギー分野の幅広いデジタルトランスフォーメーションに従事しました。また、Cisco在籍時には、10年以上にわたりセールスとサービスを主導し、中国、アジア、日本、オーストラリア、米国、欧州の民間および公共部門向けに、スマートシティ戦略、技術革新、ビジネスマスタープランを策定しました。

ヘルツベルクは、2023年5月4日付けでSchneider ElectricのCEOに就任するピーター・ハーベック（Peter Herweck）の職務を引き継ぎます。

AVEVAのCEO、キャスパー・ヘルツベルクは次のように述べています。「変革と再生の時代にAVEVAを導いてきたピーター・ハーベックの職務を引き継ぐのは大変光栄なことです。市場をリードするSchneider Electric Software、AVEVA、およびOSIsoftの3つのソフトウェアポートフォリオを統合したことで、今後さらに事業を拡大する機会があると考えています。AVEVAは現在、エネルギー、水、食品から製造、製薬、スマートシティに至る業界において、90%以上の企業から信頼される世界トップレベルの産業用ソフトウェアプロバイダーです。私たちは、統合データ、AI搭載アプリケーション、クラウド移行の加速、総保有コストを削減するSoftware-as-a-Service（SaaS）の提供を通じて、お客様の価値を創造します。」

「未来に向けた私のビジョンは、完全にそれぞれがコネクト（接続）した世界を構築することです。そこでは産業界が統合データを活用して、自由なコラボレーションを実現できます。サプライヤー、パートナー、お客様と一丸とになって新たな相乗効果を生み出し、無駄を省き、新たな機会を創造していきます。私たちAVEVAは、コネクトされた産業界において、お客様を成功に導くことができる独自の立場を築いています。AVEVAの才能溢れたチームとお客様が連携し、より優れた設計、運用の効率化、産業やインフラストラクチャ、そして地球にとっての最重要課題を解決していくことを楽しみにしています。」

AVEVAに関する最新情報

世界最大規模の産業用ソフトウェア企業
1967年に英国ケンブリッジで設立され、先進的な技術で産業界を牽引
50年以上におよぶイノベーションを通じて、現在までに169件の特許を取得
世界で最も革新的な企業に選出（Fast Company、2022年3月）
SBTi（科学的根拠に基づいた目標イニシアチブ）によって、自社のネットゼロ目標が認定された欧州初のソフトウェア企業
100か国以上に広がる20,000社以上の顧客、5,000社以上のパートナー企業
Americas、EMEAおよびAPAC地域の30か国以上に6,500人を越える従業員が在籍
2022年度の売上高は11億8,530万ポンド
2023年1月、Schneider ElectricがAVEVAを買収