AVEVAのソフトウェアがAirbridgeを支援、 CO2排出を高付加価値製品へ転換

AVEVAの二酸化炭素回収・有効利用・貯留(CCUS)ソリューション・ポートフォリオを利用することで、産業のネットゼロ未来への移行を加速


AVEVAのソフトウェアがAirbridgeを支援、CO2排出を高付加価値製品へ転換

AVEVAの二酸化炭素回収・有効利用・貯留(CCUS)ソリューション・ポートフォリオを利用することで、産業のネットゼロ未来への移行を加速

産業ソフトウェアの世界的なリーダーとしてデジタルトランスフォーメーションとサステナビリティを促進する英AVEVAは、オーストラリアの革新的企業Airbridgeと提携しました。Airbridgeは、排出されたCO2を世界の必需品に転換し、ネットゼロ経済を加速する画期的な技術を保有しています。これらの必需品には、肥料、炭酸カルシウム、燃料添加剤などが含まれます。

Airbridgeの二酸化炭素回収・有効利用・貯留(CCUS)の特許技術を実証するパイロットプロジェクトにAVEVA Process Simulationが導入されました。AVEVAのソフトウェアは、Airbridgeの新しい炭素変換設備の正確なパイロットデータモデルを作成するために使用されます。このモデルには詳細な電解質熱力学物性推算法が適用されており、これによりAirbridgeのチームはイオン間の反応を正確に予測することができます。また、化学プロセスサイクルのシミュレーションを行い、CO2回収量を予測することも可能になります。回収したCO2は、農業、鉱業、建設、製造、製薬などの産業で使用される高需要、高付加価値の製品として再利用されます。

持続可能性の影響はエッジからエンタープライズまで

Airbridgeは、さらにAVEVAの2つのソリューションを導入します。AVEVA Edgeは、複数のソースからのプロジェクトプロセスデータを大規模に統合し、Airbridgeが特許を取得した化学反応装置の運転をコスト効率よく監視できるようにします。このデータはAVEVA Insightによって整理・可視化され、Airbridgeのチームはアセットのパフォーマンスを監視および分析し、クラウドでリアルタイムに共同作業を行うことができます。AVEVA InsightはAirbridgeが投資家、産業パートナー、政府機関とこれらのデータを共有し、その能力を実証するのをサポートします。

AVEVAのアジア太平洋地域統括シニアバイスプレジデントのEmon Zaman(エモン・ザマン)は、次のように述べています。「Airbridgeと提携して当社のソフトウェアを使用することで、CCUSの機能を拡張し、イノベーションを商業化し、多くの産業でと脱炭素化に向けて支援できることを嬉しく思います。ビジネス界は、炭素排出量ネットゼロの達成に取り組む責任があり、当社にはそのための技術があります。今回の提携により、AirbridgeはCCUSの能力をさまざまな業界と共有し、排出量ネットゼロ実現に向けた企業努力を加速させるとともに、持続可能なアプリケーションの研究開発を深化させることができます。」

Airbridgeの最高経営責任者であるStephen McGurk(ステファン・マガーク)氏は、次のように述べています。「Airbridgeは、AVEVAのソフトウェアポートフォリオを利用することで、産業規模で地球の健全性に多大な好影響を与えることを目指します。私たちのソリューションは、CO2が脆弱な大気に吸収されるのを防ぎ、世界中に食糧を供給するための肥料などの必需品を作り出します。」

空気から価値を引き出し、ネットゼロを支える

Airbridgeは、単なる二酸化炭素回収企業ではありません。世界最大規模のCO2を排出する産業に連なる企業と提携して、測定可能な環境変化をもたらすことを目標にしています。産業界の最大の課題である炭素排出量を最大の好機に変えることで、Airbridgeは企業が炭素による環境への悪影響を低減しながら、競争上の優位性を発揮できるようにします。

国際エネルギー機関(IEA)は、CCUSをネットゼロ未来への移行に不可欠な技術として捉えています。CCUSは、産業界が排出量を直接削減するために利用できる技術オプションのひとつなのです。

オーストラリアだけ見ても、同国の政府は2021年に5,000万ドルのCCUS開発基金を約束し、炭素リサイクル、ネガティブエミッション/直接空気回収、および炭素回収・貯留などの技術の実用化に貢献しています。2017年以来、米国、欧州、オーストラリア、ニュージーランド、中東、中国など、世界各国で30を超える新たな統合型CCUS設備の戦略が発表されており、IEAでは、これらのプロジェクトがすべて実を結べば、世界のCO2回収能力は現在の3倍以上の年間約130トンに達すると見込んでいます。

アヴィバについて

AVEVAは、産業ソフトウェアの世界的なリーダーとして、創造力を駆使して世界の資源の責任ある使用を促しています。20,000社以上の企業が、安全で信頼性の高いエネルギー、食品、医薬品、インフラストラクチャなどの生活必需品を提供するために、AVEVAを活用しています。AVEVAは、人、信頼性の高い情報、AIのインサイトを結び付け、企業のスマートなエンジニアリング、適切な経営、サステナブルな価値の創出を支援しています。AVEVAの安全な産業用プラットフォームとアプリケーションを利用することで、企業は自社の事業を最適化するだけでなく、お客様、サプライヤー、パートナーからなる広範なエコシステムとのコラボレーションを改善することができます。Fast Company誌より世界で最も革新的な企業の1社に選出されたAVEVAは、オープンなソリューションと、世界中の6,400人以上の従業員、5,000社のパートナー、5,700人以上の認定開発者の専門知識を活かし、お客様をサポートしています。世界中で事業を展開するAVEVAは、英国ケンブリッジに本社を置き、ロンドン証券取引所に上場し、FTSE 100の構成銘柄にも選ばれています。

詳細はhttps://www.aveva.com/ja-jp/をご覧ください。

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