AVEVA Enterprise Resource Managementとは
AVEVA Enterprise Resource Managementは、資本プロジェクトや造船所で資材、調達、サプライチェーン管理を最適化するために使用される完全に統合されたソリューションです。調達と建設計画を合理化し、リアルタイムの資材追跡、排出量監視、ブロックチェーンベースのコラボレーション、AIを活用した入札評価を可能にすることで効率を高めます。
「AVEVA Enterprise Resource Managementを採用したことで、AVEVA E3D Designとのシームレスな統合が実現し、サプライヤー視点からプロジェクト視点への移行プロセスも標準化できるようになりました。おかげで、効率性も大幅に向上しました」
David Phillips(Aker Carbon Capture UK & Investor Relations 責任者)
特徴
調達
仕様作成、BOM処理、注文、サプライヤー選定、購入を自動化できます。
エンドツーエンドの資材管理
カタログ作成、調達、ロジスティクスから倉庫保管および出庫まで、資材のライフサイクルを総合的に追跡できます。
Advanced Work Packaging
インテグレーテッドプロジェクトデリバリー(IPD)のベストプラクティスを実践できます。アドオンでWorkPacks機能を使用すると、3Dモデルの統合、組み込み分析、プロジェクトステータスと建設作業パッケージの可視化といった利点を享受できます。
SLB Capturi(旧Aker Carbon Capture)、サプライチェーンの効率化を推進
SLB CapturiはAVEVA Enterprise Resource Managementを採用したことで、資材の無駄を削減し、サプライチェーンのオペレーションを効率化できました。このソリューションによりAVEVA E3D Designとシームレスに統合できたことで、ワークフローをサプライヤー主導型からプロジェクト主導型に進化させることができました。
AVEVA Enterprise Resource Managementの活用場面
材料とサプライチェーン管理
カタログ作成や調達から倉庫保管や設置まで、サプライチェーン全体で資材や設備資産を総合的に追跡できるため、すべての段階で可視化を実現できます。これにより、紛失を防ぎ、誤配置を減らし、プロジェクトの予測可能性を高められるため、効率とコスト管理力が向上します。
AIによる自動入札評価
AI入札評価では、技術要件とサプライヤーからのオファー内容を数分で分析できるため、調達に関する意思決定をより迅速に、かつデータに基づいた形で実施できます。これにより調達に要する時間を短縮できるだけでなく、費用対効果の高いサプライヤー選択という点でもメリットを享受できます。
高度なワークパッケージングサポート
このソフトウェアでは、エンジニアリングおよびスケジュールデータを構造化された作業パッケージに変換し、シームレスな実行を可能にし、高度な作業パッケージ化をサポートします。これにより、計画と実行の整合性が確保され、遅延が削減され、手直しが最小限に抑えられます。
よくある質問
ERMは、初期の設計見積もりとリモート配送が必要な複雑なロジスティクスを踏まえた上で、当該プロジェクトに固有のリソースを管理します。一方ERPは、固定の部品表と在庫レベルで、標準化されたリソースを管理することで、反復的な生産に対応します。